温泉と噴火を鎮めた古社 ― 火男火賣神社(ほのおほのめじんじゃ)

大分県別府市火売の火男火賣神社(ほのおほのめじんじゃ)

火男火賣神社(ほのおほのめじんじゃ)は、古くから別府八湯(べっぷはっとう)の守り神として信仰されてきた歴史ある神社です。社伝によると創祀は宝亀2年(771年)と伝えられ、現在に至るまで1200年以上の歴史が息づいています。この神社は「鶴見岳(つるみだけ)」にまつわる神々を祀り、別府の温泉文化と強く結びついてきた場所として、地元の人々に深く愛されてきました。

目次

歴史と信仰の背景

火男火賣神社の歴史と信仰をイメージした炎と火の鳥のシルエット
※画像はイメージです

火男火賣神社(〒874-0840 大分県別府市 火売8-1)(〒874-0823 大分県別府市南立石)の由緒は古い神話と史実が混ざる興味深いものです。
創建は宝亀2年(771年)にさかのぼると伝わり、鶴見岳の男嶽(おだけ)・女嶽(めだけ)という二峰を神格化した「火男神」「火売神」の二柱が祀られています。
貞観9年(867年)の鶴見岳噴火の際には、朝廷の命で大般若経が神前で読まれ、噴火を鎮めた功績から従五位上(じゅごいのじょう)の神階を受けたと記録されるなど、古代からの信仰の深さがうかがえます。

鶴見岳の男嶽と女嶽 火男火賣神社の神体山とされる二峰

また1276年(建治2年)には、一遍上人(いっぺんしょうにん)がこの地を訪れ、鶴見権現の導きにより「玖倍理湯の井(くべりゆのい)」を鎮めたとも伝わっており、別府八湯の守護神としての役割も担ってきました。

ご利益・信仰

火男火賣神社をイメージした鈴緒のアップ

火男火賣神社にまつわるご利益は、

  • 温泉の守り・温泉安全
  • 火の災いからの守護・厄除け
  • 家内安全・病気平癒
  • 心願成就・旅の安全

など、温泉地ならではの祈願にも対応します。

※画像はイメージです。

また、御祈願やお守り授与も全年齢で受けられ、厄除け・交通安全・家族の平安など願いごとに応じて祈祷(きとう)ができます。

ここでしか見られない見どころ

鶴見岳の三社構成

鶴見岳一の鳥居 火男火賣神社の信仰入口とされる赤い鳥居

火男火賣神社は、

  • 山頂の 奥宮(上宮)
  • 中腹の 中宮(御嶽権現)
  • 山麓の 下宮(鶴見権現)=本社
    という三つがセットになっている神社です。
    登山やハイキングのついでに中宮や奥宮まで足を伸ばす人も多く、
    別府の自然と信仰を一度に味わえる体験になります。

別府八湯と結びつく歴史

別府八湯の湯けむりと鶴見岳 火男火賣神社と結びつく温泉の町並み

別府の温泉街を歩いていると、「温泉の守り神」として手を合わせていく人も多いのが特徴。
温泉旅の合間に足を運ぶと、「温泉感謝」の気持ちが深まる神社として旅の印象が変わる場所でもあります。

行事・祭礼

火男火賣神社では、季節ごとの祭礼や地元の行事が行われています。

大分県別府市の温泉祭り「扇山火まつり」の夜の様子
  • 4月の温泉まつりでは神輿が街中を練り歩き、別府の温泉文化を祝福する光景も見られます(神輿出御など)。
  • 秋季大祭(御岳権現祭)では、山頂から神輿が下りてくる神事があり、地域の人々が集まる賑やかな祭りとして知られています。

おすすめの参拝タイミング

鶴見岳山頂から秋の紅葉、別府市の町並みと別府湾の景色
  • 秋の祭礼シーズン ― 地元の伝統行事を体感
  • 朝の澄んだ時間帯 ― 静けさの中、神社の空気をじっくり味わえる
  • 温泉旅の合間に ― 各温泉地から気軽に立ち寄れる立地
    晴れた日は社前からの空と雲の表情が美しく、写真映えするスポットでもありますよ。

アクセス・基本情報

名称火男火賣神社(ほのおほのめじんじゃ)
住所〒874-0840 大分県別府市 火売8-1(本殿)(MAP)(下宮)(MAP
〒874-0823 大分県別府市南立石(上宮)(MAP)(中宮)(MAP
アクセス(本殿・下宮)
・JR日豊本線「別府大学駅」
※駅から徒歩約8〜11分ほどでアクセスできます。
・JR別府駅から車で約10分
・別府ICから車で約5分
電話番号(社務室)0977-66-2402
参拝時間自由参拝(通常9:00〜16:00で授与・祈祷受付あり)
御朱印あり(初穂料500円など)
駐車場あり(神社敷地内)
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