国東の古社――伊美別宮社

国東市国見町に鎮座する伊美別宮社の社殿、境内左側から撮影した歴史ある神社

大分県国東市国見町に鎮座する伊美別宮社(いみべつぐうしゃ)は、平安末期の仁和2年(886年)に創建された古社です。山城国(現在の京都府)の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の御分霊(ごぶんれい)を勧請(かんじょう)して祀(まつ)られたと伝えられ、応神天皇(おうじんてんのう)・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)・神功皇后(じんぐうこうごう)を主祭神として祀っています。

目次

歴史と伝承

大分県国東市・伊美別宮社の社殿全体、左側から見た静かな神社の風景

伊美別宮社(〒872-1401 大分県国東市国見町伊美2710)は、古くから国見の人々の暮らしと深く関わり、五穀豊穣(ごこくほうじょう)や家内安全を祈願する社として親しまれてきました。

伊美別宮社の境内の国東半島最大級の国東塔(4.81メートル)

伊美別宮社の境内には、
国東半島最大級の国東塔
(4.81メートル)があり、
1290年の銘が刻まれる
石造宝塔としても有名です。

国東塔とは?

国東半島各地に残る石造宝塔で、鎌倉時代から室町時代にかけて造られた供養塔の一種です。
現在も半島内に数多く確認されており、国東を代表する石造文化のひとつとして知られています。

流鏑馬(やぶさめ)神事と秋季大祭

伊美別宮社の秋の大祭は、毎年10月15日に開催される流鏑馬(やぶさめ)が名物です。

馬上より弓矢で的を射るこの神事は、鎌倉時代からの歴史を持ち、五穀豊穣や無病息災を祈願する伝統行事として今も多くの参拝者を集めています。普段は静かな社ですが、流鏑馬の当日は活気と緊張感に満ち、武士の伝統を感じられる貴重な体験になります。

ご利益・効能

伊美別宮社では次のようなご利益が伝えられています。

木に巻かれたしめ縄と紙垂、神聖な場所を示す神社の結界のイメージ

子授け・安産祈願

陰陽の神(いんようのかみ)を祀ることから、子宝・安産祈願で訪れる人も多くいます。

五穀豊穣・無病息災

流鏑馬神事に象徴されるように、五穀豊穣や無病息災を願う祈願も古くから行われています。

家内安全・開運

古くから地域の守り神として、暮らしの安全・心の安定を願う参拝者が絶えません。

境内の見どころ

伊美別宮社の境内には、歴史を感じる自然とともに多くの見どころがあります。

馬に乗った射手が並ぶ流鏑馬行列のイメージ、日本の弓馬神事の風景
  • 国東半島最大級の国東塔
  • 堂々とした社殿と静かな参道
  • 秋の流鏑馬神事や神楽の伝統行事

流鏑馬(やぶさめ)
※画像はイメージです

なかでも、境内に佇む石造物や灯籠を乗せた狛犬(こまいぬ)は、ユーモラスな表情が参拝者の目を引くポイントです。

おすすめの参拝タイミング

流鏑馬で的を射抜く瞬間のイメージ、日本の伝統武道と神事の風景
  • 10月15日・流鏑馬神事の大祭
  • 春や秋の穏やかな季節
  • 朝〜午前中の静かな時間帯

流鏑馬(やぶさめ)
※画像はイメージです

日常の参拝でも十分に空気の清浄さを感じられますが、祭礼の日に訪れるとより深い歴史・文化体験ができます。

アクセス・基本情報

名称伊美別宮社(いみべつぐうしゃ)
住所〒872-1401 大分県国東市国見町伊美2710(いみ)(MAP
アクセス・JR日豊本線「宇佐駅」から車で約40〜50分
※駅からは車またはタクシー移動が便利
・大分空港から車で約45分
電話番号0978-82-0435(参拝者案内)
参拝時間自由参拝(夜間は暗いので日中がおすすめ)
御朱印なし(無人社のため対応なし)
駐車場あり(伊美港側に駐車スペースあり)
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